インターネット販売に対する考え方

農業というものは、製造業です。当然のことです。しかし、どんな製造業にも「販売部門」があるのですが、農業には「販売部門」がありませんでした。というより、「販売」という観念が無かったのかもしれません。うちが主に作っている「米」は、特にそうです。作れば、それなりの値段で国が必ず買ってくれたのです。当然、そこに「販売」という観念が育つはずはありません。
「農協や、業者などが中間に入り農家を搾取してきた」とも言いますが、それを許してきたのは農家自身であります。「流通」というなのもとに「ニセ魚沼コシ」があり、「ニセ有機栽培」が、温存されてきたのです。生産者は消費者の顔が見えず、消費者は生産者の顔が見えませんでした。(もちろん、すべての流通業者を否定するのではありません。農家がパートナーシップを組むべき、良識的な業者も存在します。)
今まで「自分で販売する」という考えから、「産直」がおこなわれ、生産者と消費者が関係を築いてきました。それは理想的なことだとも思います。ただ、産直だけで全生産物を販売することはかなり大変なことです。
そこで、大きな可能性を持っているのが「インターネット販売」だと、僕は思います。匿名性の問題や、関係が希薄だ等の指摘もありますが、それを差し引いて余るだけの可能性を持っていると思います。
これからの農業は、自分で作ったものを自分で売るべきです。自分の誠意をお客様に直接届けるのです。その大きなパートナーとなるのが「インターネット」であると、強く考えています。

「田んぼと台所が電話線でつながっている」。素晴らしいと思いませんか?